椿

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椿      花入   輪無二重切

椿(つばき)
ツバキ科の常緑高木。高さ3~7メートル。葉は楕円形で厚く、つやがある。春、赤い花をつける。花びらは5枚あり下部が合着し、多数の雄しべも基部が合着している。果実は球形で、秋に熟すと厚い果皮が裂けて黒い種子が現れ、種子から椿油をとる。ワビスケ(侘助)など多くの品種がある。和名の由来は、葉に厚みがあることから「厚葉木(あつばぎ)」の「あ」を省略した、葉につやのあることから「津葉木(つばぎ)」、革のように強い「強葉木(つばぎ)」など諸説ある。椿の字は国字で、春に花が咲くことからという。
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# by verdure4 | 2007-12-22 23:38 | 開炉の花

白玉椿  雪柳の照葉

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白玉椿  雪柳の照葉    花入   玉藻焼 徳利

白玉椿(しらたまつばき)
ツバキ科ツバキ属の常緑低木。江戸期からの京都の園芸品種の一。白色の一重の小輪。やや抱え性の筒咲き、筒しべ、蕾の丸いのが特徴。花期11~3月。葉形は、丸みのある楕円で中形。白玉の名は、古くは白花の花を意味し、厳密には品種の呼び名ではなく、今でもいくつかの白玉があり、初嵐が白玉と呼ばれることが多いという。

雪柳(ゆきやなぎ)
バラ科の落葉小低木。川辺に生える。茎は基部から分枝し、高さは約 1m。枝は弓なりに垂れ、葉は互生し柳のように細くて小さい。春、前年に出た枝の節に白色の小五弁花を数個ずつつけ、全体は枝に雪が積もったように見える。こごめばな。こごめざくら。こごめやなぎ。和名の由来は、、柳に似て、枝に雪が積もったような白い花を咲かせるところからという。

照葉(てりは)
草木の葉が紅葉したもの。開炉の時期に使われる。照紅葉(てりもみじ)。
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# by verdure4 | 2007-12-03 23:34 | 開炉の花

西王母 灯台躑躅の照葉

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西王母 灯台躑躅の照葉     花入   古曽部焼 曾呂利写

西王母(せいおうぼ)
ツバキ科ツバキ属の常緑低木。椿の園芸品種の一。一重、筒咲き、中輪、淡桃色地に紅色のぼかしが入る。花弁は長筒の中央部が膨らみ、その部分の色が濃く弁先ほど淡くなる。葉は光沢の無い黄緑色で、楕円形の中型で先端と基部とが急に細くなり、葉脈は顕著に凹んでいる。早咲きで他の椿に先がけて開花し始め、茶花によく用いられる。幕末に加賀の富樫某が作った品種という。加賀侘助の自然実生との説もある。西王母は、中国の古代神話上の女神。西方の崑崙山に住み、『山海經』に「有人、戴勝、虎齒、有豹尾、穴處、名曰西王母」(人あり、勝(かみかざり)を載せ、虎の歯、豹の尾を有し、穴に住む、名は西王母)とあり半人半獣の姿で描かれたが、のち神仙思想の発展とともに仙女化され、『穆天子傳(ぼくてんしでん)』では周の穆王が西に巡狩した時、瑶池で宴を開き、『漢武帝内傳』では「視之可年三十許、修短得中、天姿掩藹、容顏絶世、真靈人也」と絶世の美女とされ、漢の武帝に降臨して仙桃を与えたとする。道教の成立後は東王父と一組の神格とされた。能に、西王母が穆王の宮殿に天降って、不老長寿の仙桃を献上し、舞を舞い、聖代の栄えをことほぐという「西王母」があり、類曲に「東方朔」がある。西王母が漢の武帝に与えたという三千年に一度実がなる桃を西王母が桃といい、この椿の蕾が桃に似ているところからの名。

照葉(てりは)
草木の葉が紅葉したもの。開炉の時期に使われる。照紅葉(てりもみじ)。
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# by verdure4 | 2007-11-26 23:14 | 開炉の花

寒菊 灯台躑躅の照葉

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寒菊 灯台躑躅の照葉     花入   唐銅  象耳

菊(かんぎく)
キク科の多年草。菊の一品種。中国原産。開花期によって春菊、夏菊、秋菊、寒菊とわけ、一般的に12月から1月に咲くものを寒菊と呼ぶ。花期が他のキクの仲間に比べて遅く、寒くなってから咲くので寒菊の名があり、秋咲きのコギクを改良したもので、丈も低く、花つきも少ない。霜にあって葉が色づいたものを照葉(てりは)といい、葉が紅葉した寒菊を、照寒菊(てりかんぎく)といい、風情があるのでその時を好んで使われる。 ただ、永禄7年(1564)に堺の茶人 直松斎春渓が筆録した 『分類草人木』 には 「花ニ不生花アリ、太山樒ナドノ様ナル盛リ久シキ花嫌也。花柘榴モ不入。寒菊ノ葉ノ紅葉シタル不入。」とある。
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# by verdure4 | 2007-11-05 23:47 | 開炉の花

杜鵑草 ブルーベリーの葉

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杜鵑草 ブルーベリーの葉      花入   輪無二重切

ブルーベリー(blueberry)
ツツジ科コケモモ属の低木で果樹として栽培されるものの総称。北アメリカ原産。4月頃、釣鐘状の白い花が咲き、藍黒色で白粉をかぶる球形の実を結ぶ。甘酸っぱく、ジャムなどにする。秋には枝の先端の葉から次第に紅葉する。

杜鵑草(ほととぎす)
「時鳥草」「油点草」とも書く。ユリ科の多年草。丘陵や低山の湿った場所に生える。高さ約60センチ。葉は互生し、狭長楕円形で基部は茎を抱く。秋、葉腋に白色で紫斑がある花を1~3個ずつつける。花被片は6個。和名の由来は、花にある斑点模様が、不如帰(ホトトギス)という鳥の胸にある斑点模様に似ていることからとの説がある。
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# by verdure4 | 2007-10-29 23:56 | 名残の花

上臈杜鵑草 秋明菊

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上臈杜鵑草 秋明菊   花入   備前 四方面取 伊勢崎満造

上臈杜鵑草(じょうろうほととぎす)
ユリ科ホトトギス属の多年草。高さ40~80センチ。葉は数本の筋の入った披針状の長楕円形、濃緑色でやや光沢があり、茎を抱くように連なる。9~10月に葉腋に釣り鐘型をした黄色の花を鈴なりにつける。花被片は全開せず、内側に赤紫色の小さな斑点があり、基部には短い距がある。和名の由来は、命名者牧野富太郎の図鑑に「和名上臈杜鵑ハ初メ土佐横倉山ノ参品ニ予ノ命ゼシ和名ニシテ其花上品ニシテ美麗ナレバ此名ヲ得タリ、上臈杜鵑ハ宮中ニ奉仕セシ貴婦人ヲ云フ。」とあり、花の上品な様から上臈と名付けられた。紀伊、相模、土佐など地名がついた上臈杜鵑草がある。

秋明菊(しゅうめいぎく)
キンポウゲ科の多年草。古く中国から渡来したといわれる。キブネギク(貴船菊)ともいわれる。古くから日本で観賞用に栽培され,また一部 では野生化している。茎は直立してまばらに分枝し,高さ約70cm内外。 葉は3出複葉で,小葉はしばしばさらに3裂する。花は9~10月頃開き,紅紫色で径5~7cm,外側には緑色の萼片があり,内部には色のついた花弁状の萼片が多数あって平開し,キクの花のようにみえる。 和名の由来は、 秋に明るい色合いで咲くところからという説がある。
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# by verdure4 | 2007-10-09 23:28 | 秋の茶花

秋桜 水引

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秋桜 水引    花入   ブランデーボトル

秋桜(あきざくら)
コスモスの別名。キク科の一年草。高さ1.5~2メートル。葉は羽状に細裂して裂片は線形となる。秋、白色や紅色の花を開く。オオハルシャギク。メキシコの原産で、日本に渡来したのは明治12年(1879)という。「秋桜」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が桜に似ているところからの和名。コスモスはラテン語のcosmosで、ギリシャ語の 「秩序」「飾り」「美しい」という意味の 「Kosmos」に由来し、星がきれいな宇宙のことをcosmosと呼び、花びらが整然と並ぶこの花も cosmosと呼んだという。

水引(みずひき)
タデ科の多年草。山野に生え、高さ50~80センチ。多少枝分かれし、葉は広楕円形で互生し、葉面に黒い斑紋がある。夏から秋、葉腋(ようえき)や枝頂から細長い花序が出て、赤または白の小花をまばらにつける。みずひきぐさ(水引草)。和名の由来は、熨斗などに懸ける紅白の水引に似ているからという。
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# by verdure4 | 2007-10-01 23:15 | 秋の茶花

秋明菊 杜鵑草 吾亦紅 風船蔓

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秋明菊 杜鵑草 吾亦紅 風船蔓    花入  宗全籠

秋明菊(しゅうめいぎく)
キンポウゲ科の多年草。古く中国から渡来したといわれる。キブネギク(貴船菊)ともいわれる。古くから日本で観賞用に栽培され,また一部 では野生化している。茎は直立してまばらに分枝し,高さ約70cm内外。 葉は3出複葉で,小葉はしばしばさらに3裂する。花は9~10月頃開き,紅紫色で径5~7cm,外側には緑色の萼片があり,内部には色のついた花弁状の萼片が多数あって平開し,キクの花のようにみえる。 和名の由来は、 秋に明るい色合いで咲くところからという説がある。

杜鵑草(ほととぎす)
「時鳥草」「油点草」とも書く。ユリ科の多年草。丘陵や低山の湿った場所に生える。高さ約60センチ。葉は互生し、狭長楕円形で基部は茎を抱く。秋、葉腋に白色で紫斑がある花を1~3個ずつつける。花被片は6個。和名の由来は、花にある斑点模様が、不如帰(ホトトギス)という鳥の胸にある斑点模様に似ていることからとの説がある。

吾亦紅(われもこう)
吾木香とも書く。バラ科の多年草。山野に生え、高さ約1メートル。葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉で、互生する。夏から秋、分枝した茎の先に暗紅紫色の短い花穂をつける。花びらはない。根茎は黒褐色で太く、根と根茎を漢方で地楡(じゆ)といい、止血・解毒に利用する。和名の由来は、わが国(日本)の木香の意で根が木香に似ているから「吾木香」という説がある。

風船蔓(ふうせんかずら)
ムクロジ科の蔓(つる)性の多年草。日本では一年草として観賞用に栽培。葉は複葉。六、七月ごろ、白色の小花を開き、朔果(さくか)は径約2.5センチの三稜のある緑色のホオズキ形で中空。風船のようにたれ下がる。熱帯・亜熱帯に分布。和名の由来は、朔果が風船状で、蔓性のところから葛と名付けられたとの説がある。
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# by verdure4 | 2007-09-18 23:23 | 秋の茶花

祐ノ井 吾亦紅 竜胆 角虎ノ尾 水引

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祐ノ井 吾亦紅 竜胆 角虎ノ尾 水引    花入   宗全籠

祐ノ井(さちのい)

吾亦紅(われもこう)
吾木香とも書く。バラ科の多年草。山野に生え、高さ約1メートル。葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉で、互生する。夏から秋、分枝した茎の先に暗紅紫色の短い花穂をつける。花びらはない。根茎は黒褐色で太く、根と根茎を漢方で地楡(じゆ)といい、止血・解毒に利用する。和名の由来は、わが国(日本)の木香の意で根が木香に似ているから「吾木香」という説がある。

竜胆(りんどう)
リンドウ科の多年草。山野に生え、高さ20~60センチ。葉は先のとがった楕円形で三本の脈が目立ち、対生する。秋、青紫色の鐘状の花を数個上向きに開く。根・根茎に苦味成分を含み、漢方では干したものを竜胆(りゆうたん) の名で健胃薬とされる。和名の由来は、中国で「葉は竜葵(りゅうき)に似て、味は胆のように苦い」として竜胆(りゅうたん)といったものが転訛して「リンドウ」になったとの説がある。

角虎の尾(かくとらのお)
ハナトラノオ(花虎ノ尾)の別名。シソ科の多年草。北アメリカ原産で日本には大正時代に渡来。茎は四角く、高さ約1メートル。葉は狭長楕円形。夏、茎頂の細長い花穂に淡紅色の膨らみのある唇形花を多数つける。和名の由来は、花穂の姿が虎の尾のように見え、茎の断面が四角形だからとされる。

水引(みずひき)
タデ科の多年草。山野に生え、高さ50~80センチ。多少枝分かれし、葉は広楕円形で互生し、葉面に黒い斑紋がある。夏から秋、葉腋(ようえき)や枝頂から細長い花序が出て、赤または白の小花をまばらにつける。みずひきぐさ(水引草)。和名の由来は、熨斗などに懸ける紅白の水引に似ているからという。
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# by verdure4 | 2007-09-10 23:38 | 初秋の花

 木槿 桔梗 秋桜 風船蔓 水引

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 木槿 桔梗 秋桜 風船蔓 水引 花入 竹手付

木槿(むくげ)
アオイ科の落葉低木。高さ約3メートル。葉はほぼ卵形で、縁に粗いぎざぎざがある。夏から秋にかけて径約6センチメートルの紅紫色または白色の五弁花を開き、一日でしぼみ、次々と咲き続ける。中国・インドの原産。江戸時代に栽培が流行し、一重咲き、半八重咲、八重咲きや、弁の形、花の色などの違いで多数の品種ができ、名のついた種も多い。白の一重咲きで中心が紅い底紅で「「日の丸」より少し花が小さいものを「宗旦」、純白の一重咲きを「遠州」などと言い習わしている。蓮(はちす)。木蓮(きはちす)。ゆうかげぐさ。あさがお。もくげ。中国原産。中国名を「木槿(ムージン)」。 和名の由来は、漢名の「木槿」の音読み「もくきん」が転訛した、 韓国の呼び方「無窮花(ムグンファ)」または 「ムキュウゲ」が転訛した、等の説がある。

桔梗(ききょう)
キキョウ科の多年草。日当たりのよい山野に生え、高さ約1m。葉は長卵形で、裏面がやや白い。8、9月ごろ青紫色の釣鐘形の花を茎頂に数個つける。つぼみのときは風船状をなし、花びらの先が5裂して開く。園芸種には白色花や二重咲きのものもある。秋の七草の一。根は漢方で薬用。『新撰字鏡』(892~900)に「桔梗 阿佐加保 又云岡止々支」とあって、万葉時代に朝貌(あさがお)と呼ばれていたのが桔梗とする。おかととき。ありのひふき。きちこう。和名の由来は、桔梗という中国名に由来するという。

秋桜(あきざくら)
コスモスの別名。キク科の一年草。高さ1.5~2メートル。葉は羽状に細裂して裂片は線形となる。秋、白色や紅色の花を開く。オオハルシャギク。メキシコの原産で、日本に渡来したのは明治12年(1879)という。「秋桜」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が桜に似ているところからの和名。コスモスはラテン語のcosmosで、ギリシャ語の 「秩序」「飾り」「美しい」という意味の 「Kosmos」に由来し、星がきれいな宇宙のことをcosmosと呼び、花びらが整然と並ぶこの花も cosmosと呼んだという。

船蔓(ふうせんかずら)
ムクロジ科の蔓(つる)性の多年草。日本では一年草として観賞用に栽培。葉は複葉。六、七月ごろ、白色の小花を開き、朔果(さくか)は径約2.5センチの三稜のある緑色のホオズキ形で中空。風船のようにたれ下がる。熱帯・亜熱帯に分布。和名の由来は、朔果が風船状で、蔓性のところから葛と名付けられたとの説がある。

水引(みずひき)
タデ科の多年草。山野に生え、高さ50~80センチ。多少枝分かれし、葉は広楕円形で互生し、葉面に黒い斑紋がある。夏から秋、葉腋(ようえき)や枝頂から細長い花序が出て、赤または白の小花をまばらにつける。みずひきぐさ(水引草)。和名の由来は、熨斗などに懸ける紅白の水引に似ているからという。
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# by verdure4 | 2007-09-03 23:10 | 初秋の花