除夜釜

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曙 蝋梅   花入 志野焼 我庵写 不徹斎手作
 曙 (あけぼの)は、ツバキ科ツバキ属の常緑低木。曙椿(あけぼのつばき)ともいう。京ツバキといわれる園芸品種の一。淡桃色の一重、大輪で、蕾は丸い。椀咲き、筒しべ、葯が大きく黄金色で、花弁はしわが少なく厚みがある。花期11月~4月。葉は楕円の中形、肉厚。茶花に用いられる。和名の由来は、花の淡紅色がほのぼのして、曙の空であるかのようでこの名があるという。茶花としては他の椿同様に蕾を使う。
 蝋梅(ろうばい) は、ロウバイ科の落葉低木。高さ2~4メートル。葉は対生し、卵形で両面ともざらつく。1、2月ごろ葉より先に枝の節に香りのよい花が多数下向きに咲く。花は径約2センチで、多数の花被片があり、外側の花被片は黄色で光沢があり、内側は暗紫色。宝永6年(1709)刊の貝原益軒の『大和本草』に「蝋梅 本草潅木ニ載ス。近年中夏ヨリワタル。蝋月ニ小黄花ヲ開ク。蘭ノ香ニ似タリ。中華ノ書ニ多ク記シ詩ニモ詠セリ花ノ容ハ不好。」とあり、中国原産で、江戸初期に朝鮮を経て渡来した。漢名、黄梅、蝋梅。からうめ。なんきんうめ。花全体が黄色で中央部の色の変化のないものは「素心蝋梅(ソシンロウバイ)」。素心蝋梅は蝋梅の変種だが、こちらのほうがよく見られる。和名の由来は、蝋細工のような花からとも、蝋月(陰暦の12月)に梅に似た花を咲かせるところからともいう。
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by verdure4 | 2005-12-31 23:36 | 冬の茶花
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